こんばんは。
GWも終わり、また忙しない日々が始まりましたね。皆様、今日も一日お疲れ様です。
▲お店のGWはヴィンテージラグ展が大盛況でした!
皆様はお家の中に、ふう、と一息つける場所はありますか。
そう聞くと、一番最初に思い浮かぶのは「ソファ」という方も多いのではないでしょうか。
今日は、ソファメーカーの方が遥々九州からお店に立ち寄ってくださったので、ボー・デコールで長年愛されるこちらのソファについて、「素材」と「造り」のお話をたくさん教えていただきました。
遥々新潟までお越しいただき、ありがとうございます。
本日のブログは、こちらのソファの納品事例写真てんこもりでいきますね。どうぞお楽しみください。
ソファ選びというと、形や大きさ、張地に目がいきがち。
もちろんそれも大切ですが、ボー・デコールが一番お伝えしたいのは、「金額の理由」です。どのような目的を持って、どのような素材、構造で出来たソファなのか。
金額を抑えたものを選べば出費を抑えることは出来ますが、ソファのように大きい家具の場合、10年ごとに買い替えるにしては、あまりにも処分も大変ですよね。
また環境面への負担を考えても、できることなら一つのものを永く愛用出来たら嬉しいものです。
決して安くはない買い物だからこそ後悔はして欲しくない。そして、簡単に買い替えられる家具ではないからこそ、しっかり中身を知って、「このソファで安心して暮らしたい」と心から納得できるお買い物をしていただきたいのです。
さてさて前置きが長くなりましたが、こちらのソファの造りをご紹介させてください。
一番に知っていただきたいのは、なんといっても座クッションに使用された「高密度ウレタン」。
ソファや椅子の座面内部に使用されるウレタンは、その密度(比重)によって「柔らかさ」や「耐久性」が大きく異なります。
分かりやすく言うと、密度が大きいほど(数字が大きいほど)ぎゅっと詰まっていて硬く、耐久性に優れています。こちらのソファには、一般的なソファに使用されるウレタンの1.5~2倍の密度のウレタンが使用されているのです。
ところが!
ソファは、高密度ウレタンだけだと硬くておしりが痛い…くつろげません…。
そこで大切になってくるのが、異なる密度のウレタンを組み合わせること!
ソファの下層部は高密度ウレタンで耐久性を保持し、上部にいくにつれて密度が低めのウレタンを重ねることで、柔らかな座り心地を実現できます。
また、もう一つの大きな特徴は「バネ」を使用していないこと。
一般的にソファは、ウレタンの下部にバネがあることがほとんど。しかし、こちらのソファのように座面が広い形の場合は、どうしてもバネの耐久性が落ち、木枠がゆがんでしまうことも。
そこで、こちらのソファはなんとバネは使用せず、本来バネ部分を使用する部分を合板で固めることで、確かな強度と耐久性を実現しているのです。
合板と聞くと「硬そう…」というイメージですが、心地いい座り心地の秘密は、先程ご紹介した高比重ウレタン!このウレタンがバネの代わりの役割を果たしてくれているのです。
そしてウレタンの上には、保温性の高いスモールフェザーを使用することで、包みこまれるような「ふっくら」とした座り心地に…。
また合板には通気孔もあるため、通気性も安心です。
そして、今までご紹介した素材の数々が「国産」であること。これも知っていただきたい素晴らしいポイントです。品質が確かなだけではなく、何十年と使用しパーツを交換したい時に取寄せやすいのも安心ポイントですね。
なんだか思わずとても長くなってしまいました。最後までお読みいただいた皆様、お付き合いいただきありがとうございます。
こちらのソファ、映画や読書などゆったりお家時間を過ごしたい方にとてもおすすめです。私(スタッフK) はこのソファに座って、大好きなスラムダンクやワンピースの漫画を心行くまで読みたいです。
皆様、日本のものづくりが詰まったこちらのソファ!ぜひ店頭で座ってみてくださいね。