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ソファ工房 訪問レポート

こんにちは。ボー・デコールでは只今、ソファ&ハグみじゅうたん展を開催中です。

本日は先日入荷した、革のソファを製作されている工房の様子をご紹介します。

 

目次

広島県の様子▲5月とは思えないほど暑い日の広島県

広島県福山市の工房にお伺いしたのは5月のこと。

広島県で開催していたオープンファクトリーに行き、ショールームや工房見学で様々な家具メーカー様のところへ伺いました。その中で今回は、上質でこだわりのあるソファをつくられている工房の様子をご紹介。

沢山見せていただいた中で、全てをご紹介するには長くなりすぎてしまう…。そのためスタッフSが「特に伝えたい!」と思う部分に絞ってご案内致します。

どんなソファ工房?

工房の中の様子▲縫製されている様子

1969年の創業以来、時代や生活スタイルの変化に対応しながら長く愛されるソファをつくり続けている工房の方たち。

素材やつくりにこだわることはもちろん、飽きがこないデザインであることも大切にされています。

ソファは家具の中でも特に材料の種類が多く、外からは見えない中の構造が座り心地に繋がります。見えないところだからこそ重要で、正直なものづくりをされていました。

こだわりの本革

こちらの工房のソファを語る時、革へのこだわりは欠かせません。本革のソファをお探しの方には一度はご覧いただきたい。そんなソファばかりです。

 

生地どりする前の本革▲傷の確認をしながら検品

革のバリエーションも多く、専用の革をタンナー(皮を鞣して革にする業者)に依頼するほど種類も豊富。傷や染色しているものは染ムラを一つずつチェックしていきます。

余談になりますが、革の色は染めているものと顔料(塗っている)のものがあります。染めているものは、革本来の風合いをより感じられ、経年変化で色も少しずつ変わっていきます。顔料は塗っているため色ムラが少なくより均一な色合いに。

それぞれのお手入れ方法や特徴があり、絶対どちらがいいというわけではありません。革のソファをお探しの方は革の種類による違いも大切なポイントです。

さて、話を戻し続いては革を裁断していく様子になります。

本革をカットしている様子▲型紙をあててパーツを描き写していきます

人の手でシワを伸ばしながら裁断していきます。革は生き物なので硬さやシワなどそれぞれ個性があり、できるだけ無駄なく裁断するには人の手の方いいとのこと。

 

布を機械で生地取りしている様子▲裁断するパーツを布生地に投影している様子

布の場合はプロジェクターに裁断するパーツを投影し、機械で裁断。傷がある部分を避けながら配置ができるので、効率的よく裁断できます。

革と布でもやり方が全く異なりますね。裁断の時間は、革は布の約3倍掛かるとのこと!裁断だけでもこんなに時間が違えば、出来上がる早さも違ってきます。それでも、機械と人の手それぞれのメリットを活かす製作工程でした。

ソファの誕生日をタグ付け

ソファの底面にラベルを付けている様子①

ラベルを付けている様子②▲完成する瞬間!

最後に、ソファの誕生日が刻印された革のタグを取り付けて完成。特別な記念日ですね。毎年誕生日に少しお手入れをしてあげるのもいいかもしれません。

長く使い続けるインテリアは、家族の一員のような、いるのが当たり前の存在になっていきます。けれど、長く使い続けたいと思うのはいくら丈夫でもそれだけでは難しく、愛着が湧きお気に入りのインテリアになるからこそだと思います。

作り手の方のこだわりや思いを感じる部分は、愛着が湧く一つの理由だと感じました。

工房レポートは以上になりますが書ききれなかった部分も多いので、ぜひ店頭でご紹介せてください!

 

新入荷の1人掛けソファ▲新入荷 気持ちいい座り心地の1人掛けソファ

ちなみに今回ご紹介した工房のソファがこちら。気になる方は詳しくご紹介しているページもご覧ください。

▼掲載ページ
【新入荷】木のフレームの1人掛けソファ

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