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木を育てるということ ~林業研修~

12月も半ばにさしかかりました。お天気アプリを見ていると、来週は雪マークがちらほら。いよいよ冬本番が近づいてきていますね。

先日、ブログで「ボー・デコールの森」での林業研修で、普段林業の方々が丈夫で美しい木材を創り出すだめに普段されている杉の木の、そして森のお手入れを体験してきました。というお話をさせていただきました(以前の記事はこちら)。今回のブログでは林、業研修を通して改めて考えさせられた私たちボー・デコールにできる「木を育てる」ということについて、少し考えてみます。

今回私たちが体験した間伐などの森のお手入れ。これらがなされずに荒れ果てている森林が日本にはたくさんあります。
実は林業研修に参加するまで、私は貴重な木はどんどん植えて、森林を守って増やしていかないと!と当たり前に思っていました。
しかし、これは違法伐採が進む海外の熱帯林の事情で、日本の森林にはあてはまらないのです。日本は、国土面積の67%を森林が占めているという世界有数の森林大国。戦後の拡大造林政策によって、日本には、使われるのを今か今かと待っている成熟した森林資源が結局使われずに余っている状態なのです。

それなのに、日本で使われている木材の8割が海外からの輸入に頼っているといいます。海外からの安い木材が家や家具、資材として使われるため、日本で大事に大量に育てられてきた木材が売れなくなってきているのです。
育てた木が売れないと何が起こるのでしょうか?

木を大切に育てたのに売れない
→森林の手入れをする費用まかなえない
→山で働く(林業の)方々が減る
→森林の手入れがされない

まさに負のスパイラルです。
さらに、森林の手入れがされていない多くの土地では、大雨や台風により、山崩れ、土砂災害が起こりやすくなってしまいます。

一本の木を、丈夫にまっすぐに育てるために林業の方々がどれほど手間暇をかけてらっしゃるのかということを林業研修で体験した私たちは日本の森林環境がこの負のスパイラルから少しでも抜け出すことができるように、これからもお客様に国産木材、国産家具の良さをお伝えし、お選びいただけるよう努めていきたいと思いました。これが、私たちがボー・デコールとしてお手伝いができる「木を育てる」ということのような気がします。

日本にある素敵な木を森を知ること、そしてその大切に育てられた日本の木を使った、それが私たち一人一人にできる身近な森のお手入れかもしれません。

日本の木を森を守るファーストステップとして、是非ボー・デコールで日本の素敵な木を使った国産家具や雑貨をご覧くださいませ。心よりお待ち申し上げております。

 

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