HOME  BLOG

アートギャッベと暮らしの変化 Vol.1

2001年にアートギャッベの紹介を始めてから、今年で20年目になりました。20年というと長く思えるようで、あっという間に過ぎ去る時間でもあるのでしょう。

その頃にお求めいただいたお客様のアートギャッベは、もう成人式を迎えるのですね。一昨年からはクリーニングショップもオープンして、皆さんのギャッベをお預かりしますが、『このギャッベすごく懐かしい、あの時のギャッベだ』と長年勤めてるスタッフの古い記憶を思い出させてくれるようです。心に残る言葉では伝えられない何かがギャッベには宿っているのだと思います。

インスタライブの様子

ボー・デコールでは、お使いいただく皆様にアートギャッベを通して、モノの経年変化や家族で同じ場所を共有する意味、そして心がときめくお気に入りのモノを最後まで使っていく暮らしをご紹介しております。

今回は、長く使えるモノだからこそ、20年、30年、40年とアートギャッベとともに暮らすことで訪れる生活の変化についてお話しいたします。

 

家族が集まる

一枚のじゅうたんを敷くことで居場所ができます。
『居場所=いつも寛げる場所』が出来る事で自然と人が集まり、会話が弾み、思い出を共有できる場へと変わります。

もちろん、ソファでも寛ぐことは可能ですが、4、5人と全員が寛ぐとなった時に3人掛けのソファだと誰かが座れません。じゅうたんを敷く事で、今までは座れなかった場所が座れるようになり、家族みんなで寛ぐ場所へ変わるのです。

例えば、あっという間に大きくなる子どもたち、いつしか大きくなって家を巣立ち、新たな家族を連れて帰って来る。20年という年月の中で、そんな事も起こりうると思います。

“今しかない家族で一緒にいるかけがえのない時間を大切に”そう考えると少々照れ臭いかもしれませんが、子どもたちが大きくなった時にいつか、じゅうたんで一緒に過ごしたことを通して両親からの愛情を感じ取ってくれるのでしょう。

 

感性を育む

植物や果物で染める草木染めによる優しい色合いと独創的で自由な表現のデザイン。
目を凝らしてよく見てみると”点”で描いた繊細な色のムラや素朴な文様、日記を書くように何か嬉しい出来事があった目印など、素朴で心温まる手仕事の美しさに惹かれます。
そのような”美的”な感覚を感じ取る事で、私たちの感性に小さな変化を与えてくるのです。

パッチワーク

あるお客様から「アートギャッベを敷いてから、子どものお絵描きする際の色使いが変わった」というお話を聞きました。
ギャッベの色ムラのように青空も単に青一色ではなく、何色かの色を使い分けて感覚的に書いているのだそう。

私もアートギャッベを使って4年。上手く言葉にできませんが、絵や音楽、何か美術・芸術的なものに触れる時の捉え方や解釈の仕方が今までとは少し違っていると思います。

感性を育むというと実感が湧かないかもしれませんが、少しづつでも私たちの感性が磨かれているのです。

 

心の豊かさが生まれる

アートギャッベは、ご自宅に迎える一枚一枚が世界であなただけの一点モノのじゅうたんです。
そんなお気に入りのモノがご自宅にあると、気分も上がりますし、何より家に帰るのが楽しみなります。

ギャッベ 2x2m 生命の樹

また、お手入れがしやすく、小さなお子さんがいても安心。
例えば、お子さんがジュースをこぼしてしまったとしても、お手入れが簡単でシミになり難いので、気を使って慎重に..というストレスがありません。

日頃のお掃除に関しても、ウールは静電気を帯び難い素材ですので、髪の毛がなかなか取れないような小さなイライラを感じなくなるようになります。

ルリバフト

気兼ねなく、伸び伸びと日常の中で使えるので、心に余裕が生まれます。
心に余裕ができると毎日が楽しくなり、時間を大切に使うようになります。
そうして心が豊かになっていくのです。

 

無駄使いをしなくなる

あるお客様が「アートギャッベを迎え入れてからモノの選び方が変わりました」と仰られていたことをよく覚えています。

“それまではその場しのぎで「とりあえず」でモノを選ぶことが多かったのですが、今は少しづつでもお気に入りのモノを選ぶようにしています。100円ショップで買ったモノを思い出せないでしょ。「とりあえず」で揃えたものも一緒じゃない。金額ももちろん大切だけれど、最初から捨てる事が分かっているモノに自分の大切なお金を使うのは少し勿体ないと思う。”

アートギャッベリビング

私もアートギャッベを使い、そしてこのお客様に出会って価値観が大きく変わりました。
実家ではラグを”夏”と”冬”で毎年買い換えて暮らしていましたが、このまま20年、30年と同じ暮らし方でもトータルで30万、40万とお金を使うのであれば、掃除も簡単で心地よいアートギャッベを“今から”使う方が良いと思い、思い切ってアートギャッべに買い替えをしました。

そして今は、愛着あるお気に入りのモノを最後まで使っていく暮らしの途中です。


Event 【告知】秋の手織りじゅうたん展 11/6-28まで 

ギャッベ展


 

コロナ対策

アートギャッベギャラリー

秋のほっと一息に

こんにちは。日が落ちるのが早くなり、秋の気配を感じますね。
徐々に長くなっていく夜の時間に何をしようかな…と考えるのも楽しいものですね。

お家でゆっくり過ごしたり、映画やドラマを観たり、読書をしたり、
外から聴こえてくる虫の声に耳を傾けたり…
涼しく静かな秋にぴったりのカップをご紹介いたします。

カップ

こちらのカップ&ソーサーは日本庭園がモチーフになっています。
「えん」と「せん」の紋様は枯山水の白砂や石を想起させますね。

器

朝の目覚めのコーヒーや紅茶、お仕事、家事の合間の一休み、
一日の疲れを癒す夜の一杯…陽の光やお部屋の明かりによって陰影ができ、
それぞれの時間で表情を変えます。

お家でゆっくりと過ごす寛ぎのお供にいかかでしょうか。

さて、最近お店には新しく観葉植物が入荷しました。
ホヤ、トラディスカンティア、ポトスなどお部屋のアクセントや日々の癒しに…

こちらのお写真はトラディスカンティアです。
日当たりが良いと葉の紫色が強くなり美しい姿を見せてくれます。
とても育てやすい植物なので初めての方にもおすすめです。

観葉植物

 


 

News    新潟市「地域のお店商品券」お使いいただけます

見本券

家具・カーテン・絨毯・雑貨全てにお使いいただけます。どうぞこの機会にご利用くださいませ。

 


 

コロナ対策

アートギャッベギャラリー

特集【カーテンQ&A】part2 カーテンにはどんな種類があるの?

カーテンでよくいただくご質問にお答えする特集【カーテンQ&A】
今回のpart2は『カーテンにはどんな種類があるの?』です。

カーテンの生地に使われる素材はさまざま。たくさんの素材があるとどれを選んでいいのか迷ってしまいますよね?

そこで本日はカーテン生地の素材をそれぞれ少し詳しく見ていきたいと思います。

目次

  •  「化学繊維」と「天然繊維」
  • ポリエステル
  • 新合繊
  • レーヨン
  • アクリル
  • コットン
  • リネン

「化学繊維」と「天然繊維」

「化学繊維」とはパルプや石油、石炭、天然ガスなどを原材料として作り出される繊維です。
一方、カーテン生地によく使われる麻や綿などの「天然繊維」は、植物から作り出される繊維です。
それぞれの素材の特徴を知ると、その特徴に合わせたカーテンの使い方がわかります。そしてさらに、お部屋ごとにどういう素材のカーテンを選ぶか想像し易くなるのではないでしょうか?

まずはカーテンに使われている代表的な化学繊維として、
・ポリエステル
・新合繊
・レーヨン
・アクリル系
この4つの素材の特徴を少し詳しく見ていきます。

ポリエステル
カーテンで最もよく使われている生地のひとつです。適度なハリやコシがあり、とても扱いやすい素材です。シワになりにくく、紫外線にも強い繊維生地です。水にもつよいため、洗濯をしてもすぐに乾いてくれますが、帯電性があり静電気を溜めやすいため、ホコリが付きやすいという弱点もあります。

 

新合繊(しんごうせん)
聞きなれない言葉ですが、ポリエステル繊維をプロトタイプとして、さらに性能を高め、風合い、装飾性を追求したポリエステル繊維の進化系繊維を新合繊呼びます。
新合繊の主な特徴は、膨らみ、ドレープ性、コシ、ハリ、そして生地のしっとり感やドライタッチ。天然繊維にはない質感や風合いが楽しめます。

レーヨン
高級なシルクに変わる生地として開発された素材です。光沢感と美しいドレープ感を一緒に楽しめます。しかし、水に濡れると縮みやすいので注意が必要です。

アクリル系

防炎規制のあるマンションのお部屋などのカーテンとしてよく使われています。生地の発色の良さもさることながら、生地の伸び縮みが少なく、紫外線に強いためドレープカーテンとしてよく使われますが、毛玉ができやすい生地でもあります。

化学繊維は生産性が高いため、比較的リーズナブルにお求めいただくことができます。また、加工がしやすい素材であるため、遮光、遮熱、防音、防水、紫外線カット等の機能性をもたせたカーテンに加工することも可能です。
カーテンに機能を求める方には嬉しい素材ですね。

さて、次は天然繊維です。
まずはコットン、そしてリネンの特徴を見ていきましょう。

コットン
ナチュラルな雰囲気のお部屋を作るには、やはり天然繊維のカーテンです。
天然素材のカーテンとしてお馴染みなのはやはりコットンでしょうか?
コットンのお洋服からもわかるように、コットンのカーテンは植物由来の優しい風合いをもちながら、とても丈夫です。吸湿性に優れており、お部屋の空気を整えてくれる手助けもしてくれます。
そしてコットンのソフトな肌触りは説明するまでもないかもしれません。

しかしその一方で、コットンのカーテンには洗うとシワになりやすかったり、紫外線によって生地の色が変わりやすかったりすることもございます。

リネン
リネンの生地の特徴はやはりあの気持ちの良いシャリ感。さらりとしたリネンの質感は他のどの素材にもないものです。リネンの生地もとても丈夫ですし、耐水性、耐熱性に優れていたり、吸水性、吸湿性、通気性、速乾性が高かったりという自然の素晴らしい機能が詰め込まれたような素材です。お洗濯してすぐ乾くため清潔さを保てますし、静電気を溜めず、ホコリもつきにくいというのはやはり健康志向の方にもぴったりですね。

リネンの原料フラックス

いいことづくめかのようなリネン生地ですが、他のどの素材にもあったように、弱点もあります。コットン同様、リネンもシワになりやすい素材です。また、湿度によって生地が伸びたり縮んだりすることも是非知っておいていただきたい点です。
知らない間に生地が伸びたり縮んだりするなんて、化学繊維のカーテンでは起こりません。リネンのカーテンならではの特徴だと思うと少しかわいく思えてきませんか?

いかがでしたでしょうか?それぞれの素材がメリットもデメリットも持っています。ご自宅のお部屋ごとに、使い方によって、選ぶ素材は違うものになるかもしれません。
例えば、昼間も目隠しはしたいけれども陽の光も感じたいという方のリビングにはリネンのカーテン。

カーテンレールにつけるところをリボンで結んでいるスタイル

また、朝日に邪魔されずに寝ていたい方の寝室にはポリエステルの生地で遮光カーテンなど、生活の中に溶け込むようなカーテンの選び方ができたら素敵です。

カーテン 新潟 リネン ウィリアムモリス

 

お客様の生活に合わせたカーテンをスタッフがご提案させていただきますので、是非店頭で直接ご相談くださいませ。

playlist_add_check【part2 カーテンにはどんな種類があるの?】 まとめ

化学繊維のカーテンはリーズナブルで機能性加工が可能
天然素材のカーテンは吸湿性、速乾性に優れている
それぞれの素材にそれぞれの特徴があり、使い方によって選ぶ素材が変わってくる

次回part3は【遮光付のカーテンにした方がいい?リネンの透け感について】お答えいたします。どうぞお楽しみに!